コンサルティング・フェーズ

コンサルティングフェーズでは、JMAR及びJMAグループの情報コンサルタント、経営コンサルタント、各種専門領域の研究員が参加して、主にワークショップ形式で事業のゴールを具体化していきます。
経営資源の現状を把握し、事業化にあたっての課題や問題点をひとつひとつ洗い出し、ターゲットを具体化し、ポジショニングと自社の強み・弱みを明確化します。最終的には事業イメージ、事業化プロセスのイメージの具体化につなげます。

経営資源の分析と把握

  • 技術力、販売力、人材など様々な経営資源を精査・把握し、事業化に必要となる資源との整合性を検討します。
  • 検討結果を踏まえて、現有経営資源の課題や問題点を抽出し、さらに追加で必要となる経営資源の洗い出しを行います。

事業環境の分析と把握

  • 設定した事業領域における外部環境を把握します。社会環境、人口動態、政策・法制度・規制の動向などマクロ環境を分析します。
  • 設定したマーケットにおける市場環境を分析・把握します。市場動向、市場将来予測、消費者ニーズの動向、流通・販売チャネルの動向、さらには生産環境、部品・材料の供給環境や変化動向なども分析します。

競合比較・差別化

  • 想定する事業領域におけるプレーヤーの動向を把握します。想定される競合企業の動向、各社の業界ポジションと事業形態、売上げや利益の動向、さらには仕入先、取引先、販売チャネルの動向なども把握します。
  • 競合各社の製品・商品・サービスの現状を把握し、自社で想定するそれらのコンセプトと比較し、差別化要因を探ります。また、競合各社との経営資源の違いを分析し、実現可能な差別化要因を探ります。

強みと弱み

  • 自社の経営資源の強みと弱みを分析・把握します。営業・販売資源面、技術面、生産・流通面などのリソースや可能性を詳細に分析、さらに現行製品・商品・サービスのコンセプト・機能についても検証し、事業化に当たって必要な要素について強みと弱みを把握します。
  • 競合比較で把握した競合各社との差別化要素をさらに深く掘り下げ、マーケットにおける自社の強みと弱みを分析・把握します。把握した強みを最大限に活かす方法、弱みを補完・解消する方法についても検討します。

ターゲットの具体化(ニーズと顧客)

  • 事業化対象とする商品・製品・サービスの詳細を想定し、想定したマーケットにおけるターゲットの動向を分析・把握します。
  • ターゲットのニーズを把握することによって、それを製品やサービスの設計にフィードバックし、事業イメージの具体化につなげます。
  • 営業・販売・サービスの提供など、マーケットにおける自社の事業活動を具体化します。マーケット内の自社のポジショニングを明確にします。

事業イメージの具体化

  • コンサルティング・フェーズの最終目標として、製造、流通・販売・サービス提供・アフターサポートに至るまで事業の全プロセスのイメージを具体化します。
  • 事業内容だけでなく、投入する資金、必要とされる製造・営業拠点、必要とされる資材、参画する人材、新たに雇用するスタッフなど、事業化にあたって必要な要素を具体化します。

JMARでは事業化に向けた各フェーズでトータルにサポートが可能です